日記
食品ロス削減につながる管理のヒント
食品ロスとは
「食品ロス」という言葉
今はだいぶ浸透してきたように思います。
食品ロスとは、まだ食べられるのに
廃棄される食品のことです。
日本の食品ロスの量は年間600万トンと推計されていますが(※1)
そのうち46%は家庭から発生しています。
食品ロスの半数近くは家庭で起こっているということです。
食品ロス削減推進法に基づき
10月は「食品ロス削減月間」
10月30日は「食品ロス削減の日」となっていました。
今回は家庭での食品ロスを減らすために
すぐできるヒントをお伝えします♪
そもそも大前提として
食品ロス削減に何よりも欠かせないことは
「食べきるという意識」です。
食べ物は食べるためにあります。
私も余ったら捨てればいいという考えを
まず捨てました。
その上で、食べきるためのコツを3つお伝えします。
1、買いすぎない
スーパーでは「新商品」に興味がわきます。
「広告の品」「大容量サイズ」はお得だから
買いたくなります。
さらに仕事家事子育て介護に忙しいと、
「あったら便利かも」「そのうち使うかも」と
「とりあえず買い」が増えがちです。
でもその結果、ストックが増え、
あることを忘れてまた買ってきてしまう。
以前買ったのが賞味期限切れ…ということも。
そうなったら、明らかに
管理できるキャパを超えています。
買いすぎということです。
買いすぎを防ぐためにできることは
①買い物前に家の食品在庫チェック。
②家にある食品を優先して使う献立を考える。
③スーパーで商品を手に取ったら「今日本当に買わなければならないものか」を考える。
④「これを買ったら全て食べきらなければいけない」という意識から買うか否かを考える。
特に④「全て食べきれるか」
という目線を持つことで
買うか否かきちんと判断できるようになりました。
安易に、なんとなく、とりあえず買わない。
私もこれらの買い方を今も毎回意識しています。
「野菜は少し割高でも1/4カットを買おう」
「お肉は1回で使い切れる量だけ買おう」
「家で作れそうだからこの調味料は買わなくていい」
「この量は使い切れないから小さいサイズを買おう」
など、本当に必要な食品の種類と量を
選択できるようになりました。
買う数と量が減れば管理しやすくなります。
結果食べきりやすくなり、食品ロス削減につながりました。
2、適切な管理
「とりあえず冷凍すれば安心」
と思っていませんか?
肉や魚、野菜も生の状態での冷凍は、
2週間~1ヶ月程度での使い切りが
美味しく食べられる期間といわれています。
冷凍しても安心せず早く使い切りましょう。
私はとりあえず冷凍していくとどんどん増えて
気づけば霜がついて何を冷凍したのか、
いつ冷凍した物なのかもわからなくなり、
結果廃棄につながりやすくなりました。
使い切れないときは冷凍する量、冷凍する頻度、
そもそも冷凍しなければならないのか、
も考えてみましょう。
ちなみに私は冷凍すること自体を面倒に感じるうえ、
冷凍したら解凍するのも面倒に感じ、
結果永遠に出番が来なくて使い切れないタイプ。
もはや全く冷凍管理には向いていないとわかり(笑)
定期的に買い物に行ける状況を鑑み、
今は生鮮食品を自分で冷凍することをやめています。
できない管理は無理にしないというのも方法の1つということです。
3、コーナー分け収納
100円ショップのかごなどを使い
・乾物コーナー・缶詰コーナー
・乾麺コーナー・インスタント食品コーナー
などコーナー分けを明確にすると
何がどこにいくつあるのかわかりやすく
重複買いも防げます。
冷蔵庫も含め扉付きスペース内であれば
透明ケースの方が見えやすくおすすめですよ♪
人によってご家庭によって
適した管理方法は違いますが、
いずれにしても食品ロス削減には
「食べきるという意識」が土台です。
食品ロス削減はSDGs (持続可能な開発目標)でも
ターゲット項目として明記されています。
食品ロス削減は喫緊の課題ということです。
できるところから食品ロス削減を一緒に目指していきましょう!
※1農林水産省・環境省の「平成30年度推計」